開演前の空気が好き

舞台中心の感想置き場です。

映画『THE FIRST SLAM DUNK』 ─ザファとりとめのない感想

応援上映のために全力で作成した三井のうちわとキンブレ(減光対応済み)

 

fleurs-wisteria.hatenablog.com

 

こちらの記事の続き、というか書ききれなかった感想のメモです。
今回の記事は本当にとりとめもない個人的な感想がメインです。

↑の記事の方が内容あるのでそちらをぜひ読んでください。笑

 

とにかく長いです。一万字くらいあります……
円盤出るまで何とかしてザファ成分を吸いたい方向け。

 

 

作品概要

2022年12月3日公開

slamdunk-movie.jp

 

ご注意(再)

※バスケは詳しくないです。
※初見時は原作・テレビアニメともに未履修ですが、2回目以降は原作読破済みです。上映終了してからですがテレビアニメも完走しました。
※考察っぽい感想を書いていますが、トータル4回しか観てない上メモ取ったりもしていないのでうろ覚えだったり抜けている点もあるかと思います。ご了承ください。
(レイトショーとかで空いてるとき誰もいない端っこの席取ってメモでも取ればよかったと後になって思いました……)
※作品分析っぽい書き方もしていますが、映画畑出身ではないので映画の分析方法は存じません。ご了承ください。
(※三井の女が書いてます。)

 

※めちゃ長いです。
※以下ネタバレしかないです。

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映画『THE FIRST SLAM DUNK』 ─ザファ感想と考察(シーン抽出分析風)

 

8/30のラスト応援上映に持参した徳男うちわと映画館のディスプレイ

 

2023年8月10日のレイトショーで初めて観て、帰り道で全巻セットを注文し、連休の2日で読み切ってそのあと3回映画観に行った人間の感想考察まとめです。 

 

作品概要

2022年12月3日公開

slamdunk-movie.jp

 

ハマったらやばそうだなとわかっていたので映画公開してからずっと見ないようにしていたのに、上映終了が近いからとうっかり観にいったらこのザマ(どハマり)……

スラムダンクという作品はもちろん知っていましたが、原作漫画を読んだこともアニメを観たこともありませんでした。
事前に知っていた情報としては「あきらめたらそこで試合終了ですよ…?」と「左手は添えるだけ」と「どあほう」のみ、あとテレビアニメ版とはキャストが変わってて笠間さんが出てるらしい……っていうレベルの知識で行ったんですがラスト号泣してました。

 

ご注意

※バスケは詳しくないです。
※初見時は原作・テレビアニメともに未履修ですが、2回目以降は原作読破済みです。上映終了してからですがテレビアニメも完走しました。
※考察っぽい感想を書いていますが、トータル4回しか観てない上メモ取ったりもしていないのでうろ覚えだったり抜けている点もあるかと思います。ご了承ください。
(レイトショーとかで空いてるとき誰もいない端っこの席取ってメモでも取ればよかったと後になって思いました……)
※作品分析っぽい書き方もしていますが、映画畑出身ではないので映画の分析方法は存じません。ご了承ください。

※めちゃ長いです。
※以下ネタバレしかないです。

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オペラ座ガラ〜ヌレエフに捧ぐ〜/ル・グラン・ガラ ─バレエ観劇記録

 

ヌレエフガラはホワイエが華やかでした

 

7月29日(土)にヌレエフガラBプロ、8月2日(水)にルグランガラBプロというパリオペ尽くしの1週間を過ごしました!我ながらなんと贅沢な……!

(以下敬称略です)

 

 

公演概要

オペラ座ガラ〜ヌレエフに捧ぐ〜

“ヌレエフ世代”のフロランス・クレールが教え子たちに伝えたレパートリーを上演!

バレエの殿堂パリ・オペラ座バレエ団の精鋭たちが、その輝かしい歴史の一端を称える魅力的なガラがこの夏開催されます。

今回のガラ公演はヌレエフ没後30年を記念して、“ヌレエフ世代”の一人であるフロランス・クレールの指導のもと、現代のパリ・オペラ座バレエ団を支えるエトワールをはじめとする精鋭たちがヌレエフゆかりのレパートリーを披露するものです。黄金時代をしのばせる、スターたちの輝かしい演技にどうぞご期待ください!

youtu.bewww.nbs.or.jp

 

ル・グラン・ガラ
マチュー・ガニオとドロテ・ジルベールからの贈りもの〜

世界の頂点に燦然と輝くパリ・オペラ座バレエのなかでも、格別の人気と実力を誇るダンサーが集結し、フランス・バレエのエスプリを伝えるバレエ公演-それが『ル・グラン・ガラ』。

そして、4年ぶりの公演開催となる2023年。円熟期を迎え、ますます演技やテクニックに磨きがかかるマチュー・ガニオとドロテ・ジルベールが座長となり、さらに出演者陣も充実。そして特別ゲストとして、卓越した技術と表現力で世界中を虜にするシュツットガルト・バレエ団のスーパースター フリーデマン・フォーゲルの参加が決定。最強のガラ公演を開催いたします。

youtu.be

le-grand-gala.com

 

 

子どものころ一番好きなバレエ団がパリオペラ座だったのですが、今年この2つのガラで久々に観てやっぱり好きだな〜と実感しました。

そのとき憧れていたダンサーはほとんどもういませんが……

ドロテ・ジルベールはちょうどエトワールになったころにバレエ雑誌やマニュエル・ルグリのスーパーバレエレッスンを見て綺麗だなあと思っていたので、今回初めて(多分初めてだったと思う)生で観られることを楽しみにしていました。

また、実は(?)ユーゴ・マルシャンの東京文化会館でのエトワール任命をこの目で観ていました!そのためなんとなく思い入れがあるダンサーだったので、来日してくれて嬉しかったです。

 

ヌレエフガラの方はオニール八菜さんがエトワール就任後初めて故郷に錦を飾るということで観たかったのと、あとは演目で選びました。笑

マニュエル・ルグリとオレリー・デュポンの全幕ものDVDばっかり観て育ったので見慣れてるのがだいたい全部ヌレエフ版なのです……

(ちなみに習っていたのは基本ロシアンメソッドでしたが笑)

 

今回は大学の舞踊科時代の友人と一緒に観に行ったのですが、2人ともクラシック出身のクラシック好きなのでどちらのガラもBプロを選びました!

 

前置きが長くなりましたが以下感想です!
感想メモするの忘れたのもあり短い&すべての演目については書けていません。

 

 

 

 

ヌレエフガラ

「ゼンツァーノの花祭り」パ・ド・ドゥ

パク・セウン ポール・マルク

女性、スタイルが良すぎてアジア人だと最初全然気付けず…!よく見たら顔がアジアで逆にびっくりしたくらいでした。
スタイルよすぎて遜色ないどころか、上回っている気すらするような……

キャスト表を見返してやっとパク・セウンか!と気付いたのですが、出場されてた年のローザンヌ観てました!
すっごく綺麗だった記憶。美しい印象もそのまま、今も活躍されていて嬉しいです。

 

ナポリ」より第3幕のパ・ド・シス 

ブルーエン・バティストーニ イダ・ヴィキンコスキ クレマンス・グロス
オーバーヌ・フィルベール ダニエル・ストークス アントニオ・コンフォルティ

なかなかにレアな演目、そして言ってしまえば単調な振りと音楽(※個人の感想です)。
それでも魅せきるダンサーたちの力量を感じました。
あと衣装が好みだったのでオペラグラスで凝視していました。笑

おひとり、女の子が男性パート踊ってる?と二度見してしまったくらい華奢な男性ダンサーがいてびっくり。そうしたら「さすらう若者の歌」でまた出てきてくれたのでお名前がわかりました。アントワーヌ・キルシェール。

 

チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」

オニール八菜 ジェルマン・ルーヴェ

実はオニール八菜初見!
ポール・ド・ブラ(腕の使い方)にパリオペを感じます……
この後ル・グラン・ガラでドロテ・ジルベールを観て&昔の記憶を手繰り寄せて思ったのですが、パリオペのエトワール(女性)のポールドブラってちょっと独特な気がします。蝶がひらひらとはばたいているみたいな……
同じパリオペでもエトワール以外ではこういう感想を抱いたことがない(今回も思わなかった)のでちょっと不思議。

 

「さすらう若者の歌」

マルク・モロー アントワーヌ・キルシェール

アントワーヌ・キルシェールすごく良かった!!瑞々しいという形容詞がぴったり。

それに対するマルク・モローの成熟した魅力。コントラストがすごく良かったです。

恥ずかしながら具体的にどこがどう良かったのか全然言語化できなかったのですが、終わったあとに「いいもん見た……」という気持ちになりました。

 

「ライモンダ」より第3幕のグラン・パ

オニール八菜 マチアス・エイマン

ライモンダの第3幕大好きなんですよね〜!溢れ出る気品がとても素敵でした。
見られてよかったです。

マチアス・エイマンとの身長差があまりなかった(検索したところポワントで立つとオニールの方が少しだけ高くなってしまうそう)ことに驚きましたが、それを感じさせないマチアスのサポートスキルに脱帽。優しさが滲み出ているような柔らかく素敵なサポートでした。

 

 

ル・グラン・ガラ

チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ』

レオノール・ボラック トマ・ドキール

唯一ヌレエフガラとル・グラン・ガラで被っている演目。

ガラコンサートってどのバレエ団もよくチャイコ演るイメージがあります(しかも一発目が多いような気がします)がなぜでしょうね?
習っていた身としてはコンクールでいつも誰かしら練習していた演目なので見るたびに懐かしい気持ちになってしまいます。(内容についてではなくすみません)

 

『マノン』より“出会いのパ・ド・ドゥ“

ドロテ・ジルベール  ユーゴ・マルシャン

ユーゴ・マルシャンが記憶よりかなり体格がよくなられていてびっくり!そりゃあもう6年も経つんですもんね……

逆にドロテ・ジルベールはそれよりももっと昔の記憶(前述したように2006年のNHK番組『マニュエル・ルグリのスーパーバレエ・レッスン』でジュリエット役を踊っていたのを見ていました)とさして変わらない印象でこちらにもびっくり。もうベテランなのに瑞々しさがすごい……

若々しさに溢れていて、陳腐な表現ですが可愛らしかったです。

リフトが印象的なマクミラン作品の筆頭としてよく挙げられるだけあって、テクニック的にも大変見応えがありました!

 

『マノン』より“寝室のパ・ド・ドゥ“

リュドミラ・パリエロ  フリーデマン・フォーゲル

フリーデマン・フォーゲルが美しすぎた。
あのアティテュードターンが忘れられない……

 

『オネーギン』

アマンディーヌ・アルビッソン  マチュー・ガニオ

マチューガニオってもう若いときからずっと華やかな容姿をメインに本人の美しさをもてはやされている印象ですが、それ以上にとんでもなくサポートが上手いですよね……パートナーを美しく見せるのがとても上手だなと思います。

去年観たマニュエル・ルグリのスーパースターガラでも思いましたが今回も思い知らされました。

 

『パリの炎』

クララ・ムーセーニュ  ニコラ・ディ・ヴィコ

クララ・ムーセーニュすごく良かった!!
実はこの日初めて知ったのですが(一緒に行った友人が観たあとで色々教えてくれました)、フレッシュでいきいきとして、それでいてとても安定感があった。
もちろん安定感がある=つまらないわけではまったくなく、いい意味で。音楽の使い方に緩急がついていてすごく好みでした。

 

うたかたの恋 マイヤーリング』

ドロテ・ジルベール  ユーゴ・マルシャン

ドロテ・ジルベールが1部と印象違いすぎて最後のほうまで気付けなかった……!笑 よく見れば腕の使い方で分かっていいはずなのに、髪型と衣装が全然違ったということもあると思いますが……あまりにも気付けず自分に若干失望しました笑

 

 

 

以上です!短いと言っておいてそこそこの文量になってしまいましたが、やはりメモを取り忘れてしまったので感想を思い出せないものもありました……
やっぱりきちんとメモは取っておくべきですね。

 

今回は古典作品が多めのプログラムを続けて見たこともあり、作品についてというよりダンサーについての感想がほとんどでした。
そしてこのように感想をまとめてみて、ここ数年は演劇ばかり見ていたのもあり、演者よりも脚本に意識が行くことの方が多くなっていたことに気付きました。

舞踊にもコンテンポラリーを中心に抽象的で解釈が分かれる作品は多いですが、個人的にはある程度言語化され、テーマが比較的明示されているものが好きなのだろうなと。要するにある程度思考の道筋が提示されているものが好きです。

だからストーリーのある全幕ものとか、逆に純粋化されたネオクラシックとかが好きなんですね〜。(コンテが嫌いというわけではまったくないのですが、何というかもどかしい気持ちになってしまいがちです)

自分の好みの傾向について自分で気付いて自分で納得してしまいました、内容たいして関係なくてすみません。笑

 

ちなみに今回久々に思い出したのもあり気になって『マニュエル・ルグリのスーパーバレエレッスン』について改めて調べてみたところ、現在配信準備中みたいですね……!!(完全版なのか一部なのかは不明)
もう一度見られるかも!と思うだけで嬉しいです。
配信開始したらそれだけのためにNHKオンデマンド入ってしまいそうです!笑

 

最後まで読んでくださりありがとうございました!

ル・グラン・ガラはソワレだったこともあり写真撮りそびれました笑