開演前の空気が好き

舞台中心の感想置き場です。

虎於さんミリしら新規マネの午前4時のDusty Love歌詞考察っていうか推測

 

先日こちらの記事

fleurs-wisteria.hatenablog.comを投稿したところ、ソロ曲である「午前4時のDusty Love」の考察も読んでみたいというコメントをいただいたので嬉しくなって考察してみました

……が、想像以上に手強く、誕生日曲回の倍くらいの字数になってしまいましたことをここにご報告します……

 

 

いつ聴こうかなと思っているうちに朝になってきたのでリアル午前4時に聴いてみました
午前4時って個人的にもうどうしようもない時間というイメージを持っているのですが、この曲のどうしようもなさ(すみません)と絶妙に合っていて、なんか今すごい体験してる気がする……とぼーっとしながら思いました
2時や3時ならまだ夜なので眠ろうかなって思える(気がする)んです 5時ならもう朝なので起き出してしまおうかと思える(気がする)んです
でも4時ってどっちつかずで、季節によって明るかったり暗かったりするし、夜とも朝とも言えない、本当に一番虚無な時間だと思ってるんですよね
この虚無感というものが何というかこの歌にも感じられる気がして……不思議な感覚でした

 

上の文章読んでいただいてお分かりのようにさすがに午前4時リアタイ(?)時はほとんど頭が働いてなかったので、後日改めて聴き直しながら思わずツイートした内容が以下です。

ひどいこと言ってすみません。でも地味にいいねされて笑いました笑
さて、実際はどんな方なのでしょうか……笑

 

この曲の歌詞・音楽ともに全体を把握してまず思ったのが、
また最後に本音(※推測)言って去ってく……!
でした笑
Don't Analyze MeでもずっとDon't Analyze Meと言っていて最後の最後に''Please'' Analyze Meと言って終わりますし、
この曲でもずっとDusty LoveとかThirsty Loveとか言っておいて最後の最後にWhat is love?と言い捨てて終わりますし……

作詞家さん違う方なのにここ一致することあるんだと思うと同時に、そうさせてしまう何かが御堂虎於さんというキャラクターにはあるんだろうな。と思いました笑

歌詞全体の印象としても、回りくど……いえ迂遠で人を煙に巻くような表現が多く、端的に言うとやっぱり

ですね笑
拗らせてんのかな〜〜と思いました(率直な感想)

 

あとこのときフォロワーさん方に『午前4時は寅の刻ですよ〜!』というのを教えていただきました! なるほど納得……!
ŹOOĻの他のメンバーのソロ曲もそれぞれの巳、狗、亥の刻のイメージだそうで、どんな感じなのか聴くのが楽しみです!

 

以下前回と同じ注意書きです

※英単語は初歩的なものも一応全部調べ直してます(知らない意味もあるかもしれないので)
※推測なのでかなりの部分「?」がついています
まだ全然ストーリー追いついてないので全然違う方向に飛躍してる可能性もあります。大目に見ていただけると幸いです!

 

それでははじまり!

 

 

 1番Aメロ

アツい視線で Lady
星が輝く夜だから 二人

lady …女性、淑女、女性への敬称
おそらく2番Aメロの「Mr. 」と対になっている
 
「アツい視線」に続くのが「だ」じゃなくて「で」なのがちょっと謎
だ(助動詞) …断定
で(格助詞) …場所・手段・起因・根拠・主体・限界・領域・目的・様態
というように「で」の方が圧倒的に用法の幅が広いのでその分意味が広くなる、というか意味がぼやけるんですね〜……

仮に「lady」を一旦どけて考えてみると

「アツい視線で - 星が輝く」
→「アツい視線」で「オレ」を見上げる「Lady」の瞳が潤んでいて「星が輝」いているように見える
……という解釈もできる?

 

明かりを消して Secret
近づき重なり合うシルエット

secret …秘密、隠し事、極意、解決の鍵、自然の神秘

明かりを消すとどうなる?

①「星」を本物(空の星)と解釈する場合
→明かりを消すことであたりが暗くなるとさらに星がよく見えるようになる

②「星」を「Lady」の瞳と解釈する場合
→明かりを消すとその輝きも見えなくなる(瞳の潤みによる煌めきは外部からの光の反射なので光がなくなれば煌めきもなくなる)
→熱心に自分を見つめる「Lady」の瞳から逃げたい気持ちがある?

「Secret」という言葉から、隠したい・隠れたいというニュアンスを感じる(明かりを消したら星はより輝くのでこれとは逆の状況になりそう?)
+「シルエット」ということはお互いの姿もよく見えないほどの暗がりになっている
+「星」を見ている描写、それに類似するものはその後特にない(むしろ声など音メインの描写になる←暗くて見えないから?)
→個人的には②の解釈いけるような気がしている……

 

 1番Bメロ

午前4時の魔法… 退屈消し去るように

そのまま言葉通りに読むと、『午前4時という時間が魔法みたいに退屈を消し去ってくれる』だけど、果たして本当にそうか……?という気がする
2番の内容を踏まえると「魔法」のように「退屈」を消し去ってくれるというほど「午前4時」にいい印象を持っているとは思えないので……

少し視点を変えて、「魔法」はとにかく現状を変えるもの、プラスだけでなくマイナスにもするものという認識で読んでみる
と、『退屈は消し去ってくれるがさらに悪い状況/状態にする』という方向にも考えられる?

2番の言葉を部分的にあてはめてみると、それまで「退屈」で飽き飽きしていたものの「午前4時」によって(例えば「紫色の記憶」が蘇ってくることなどで)、もっと悪い気分になる……ただ退屈ではなくなる みたいな感じ
それを皮肉で「魔法」と言っているとか?
(マイナス方向の「魔法」は通常「呪い」と呼ばれることの方が多いと思うけど)

といろいろ考えてみたけどいまいちよくわかりませんでした

Don't analyze meでも思ったけどとらおさんは結構皮肉を言う方なんでしょうか 素直じゃない歌詞が多い気がする もしくは自嘲?

 

色んなFace 着飾った オマエは何を願うの?

face …顔、顔の表情、心中を隠すうわべ、平気な顔、表面

→「オマエ=(おそらく)Lady」が「色んな」顔を付け替えてうわべだけで演じてることを「オレ」は理解している(と思っている)
→「オマエ」は目的のためにいろいろ演じていているみたいだけど、そうまでして欲しがってるものは何なのかそろそろ言えば?ってこと?
↑「オレ」が「求められてんのは(2番Cメロ)」「オマエ」が望むものを「オレ」が持っていて与えられるからだ、と「オレ」は思ってる?

Don't Analyze Meでも思ったけど、やっぱり『自分は真実を見抜ける』という自負を強く感じる なのに前述したとおり自嘲気味な言葉も多い気がしていったいなんなんだこの人は……


1番Cメロ

素肌が触れ合うたびに Voice

甘い囁きが紐を解いていく JIRI-JIRIと

シルクのシーツにプライド倒して

唇は塞いでしまおうか

まずざっくり分けてみると
素肌が触れ合う(動作)→Voice(声)
甘い囁き(声)→紐を解く(動作)
シーツにプライド倒す(動作)
唇を塞ぐ(動作)
上2行はどちらも声と動作について描写していて、3行目で体勢が変わって、4行目で声や言葉を出せない状況になる
最後の語尾が「しまおうか」なので動作主は「オレ」

「プライド」を、「オレ」のものなのか「オマエ」のものなのか、どちらで捉えるかでかなり変わってくる気がする
が、「オマエ」のものと仮定していろいろ考えてもあまりうまくいかなかったので

「プライド」は「オレ」のものと仮定
→前述したように動作主はおそらく「オレ」なので、自分で「プライド」を「倒し」ている?(低くするイメージ…)
一般的にプライドは高いと傷つきやすいが、低ければ傷つくこともない(と自分に言い聞かせられる)
→傷つく前に自分で自分の「プライド」を守ろうとしてる?

「プライド」を「倒し」た後の動作…唇を塞ぐ
→声を出せない、言葉を発せない状態にする
→プライドをないように見せかけてまで言葉を発されたくない?
→人から何か言われることを避けてる? トラウマとかある?

「何を願うの?」と聞いておきながら唇を塞ぐ=何も言えなくしてしまうのすごい勝手だなという感想を抱きました笑

そして「シルクのシーツ」から醸し出される高級感……
Don't analyze meでも「天鵞絨」というワードが入ってるけど、こういう質感が伝わるような布に関する表現を入れたくなる感じなのだろうか
冒頭でも書いたけど、作詞してる方違うのにこういう共通点があるのとても面白い


1番サビ1

It's So Eazy! 言ってみろよ

覚えた奔放で

で、また「言ってみろよ」っていう……笑

「Eazy」正しくはEasyなんだけどここではzになっているっぽい
これはeasy のスラングであるEZから?
つまりeasyをスラング的用法で使っているという意味?
easy …簡単な、易しい
スラングだと 楽勝、余裕(人を煽るときに使う)、尻軽な、簡単に恋に落ちる
この感じだとやはりスラング(の特に前2つ)っぽい
→『こんなの楽勝だろ』?
(まあスラング的用法でなくても訳すとこんな感じになりそうではある)

もしくはŹOOĻのz?
ŹOOĻのアルバムタイトルŹquareでsをzに置き換えている(元はsquare)のと同じようにここも置き換えている?
でもŹOOĻの曲ではなくソロ曲だし考えにくいかな……という気もする 他のメンバーのソロ曲も歌詞だけざっと確認したけど似たような表現は見当たらなかった

「言ってみろよ」にかかっているので「覚えた奔放」はおそらく「オマエ」のことを言っている
→「覚えた」ということは「オマエ」はもともと奔放なわけじゃない?
→「奔放」を「覚えた」今なら言えるだろ、ということ?
歌詞の前段階を想起させますね……

 

It's So Eazy! 無駄な抵抗

オレには通用しない

抵抗は無駄、じゃなくて「無駄な抵抗」

そして出ました、「通用しない」
やはり自分の判断力や知性には自信がおありの様子

つまり、抵抗したら押さえつけてやる、ではなく、
→『抵抗するふりをしてみせてもそんなの嘘だって見抜いてやる』?

 

1番サビ2

Dusty Love... I wanna kiss you

dusty …ほこりまみれの、くすんだ、つまらない、退屈な
love …愛、恋、恋人、情事、愛着、愛好
いかようにもとれるけど「退屈消し去るように」と関連がありそう?なので
→「つまらない愛」?

I wanna kiss you=私はあなたにキスしたい(直訳)
字面だとロマンチックだけど1番Cメロの「唇は塞いでしまおうか」と同じ意味の可能性がある?
→何も言えなくする?

 

スリルはまるで媚薬

スリル thrill …はらはらどきどきする感じ、恐怖や極度の期待からくる緊張感

逆に考えると「媚薬」がないと成立しないような「つまらない愛」だということ?

「スリル」が具体的に何を指すかは不明だけど、2番サビ1の「知らない二人になる」という部分から、その場限りの関係と推測→その背徳感?

 

Dusty Love... I wanna kiss you

ひとときだけの幻想…

Dusty Love

前半は繰り返し

また出ました「幻想」
Don't Analyze Meでも『夢とは幻想』と歌っていましたね……

幻想…現実にはないことをあるかのように心に思い描くこと、またはその想念

つまり「オレ」は、愛なんてものは実在しないと思っている?
(最後の What is love? にかかってきそう)

 

2番Aメロ

「夢のようだわ Mr. 」

ここだけエコーのエフェクトがかかっている+歌詞に「」がついているので、この部分は「オマエ」の台詞と考えられる

Mr. …[名]〔形式的な人の呼び方として〕~様、~さん 呼びかけ語
「Mr. 」=「オレ」のこと?
この一文は「オマエ」が「オレ」に話している台詞?

 

春をまちわびてたみたいな 顔で

春の比喩表現…勢いの盛んな時期、ものごとの始まり、抑圧から解放されること 性的なことを示す場合もある
おそらく最後2つの意味
→「オマエ」が待ち侘びてたのは「オレ」じゃなくて「春」(だと「オレ」は思ってる)?

 

背中をなぞる Finger 

Finger …[名]指

「プライドを倒し」た状態を思い浮かべれば体勢はすぐにイメージできますけど……
せ、せくしー……

 

妖しく 奏でるのはカルテット

「オレ」の身体を楽器に例えている、奏でているのは「オマエ」
個人的には抱えるように「奏で」ているイメージからチェロに例えていそうだなと思いました
こういうとき、奏者側は男性、楽器側は女性が例えられることが多い気がするので逆で意外だった

カルテット…四重奏、ふつう弦楽四重奏のこと
しかしここで4つの楽器でひとつの音楽を奏でる「カルテット」が出てくるのが気になる
→ひとつで完全なものではない、つまり「オレ」は不完全であるという暗喩?

ほかにも
ŹOOĻが4人だから?
虎於さんがŹOOĻの4人め(並び順的に)だから?
それとも寅の刻→「午前4時」の『4』にかけてるのだろうか?
などいろいろ考えられるなと思いました

 

2番Bメロ

午前4時は嫌い… 紫色の記憶

「嫌い」とかなりはっきり言ってるのが気になる

ここの「午前4時」はいろんな解釈ができそうな気がする

①そのまま「午前4時」…シンプルにそのものを指す(多分普通にこっち)
おそらくこの歌詞に書かれているように「つまらない愛」の後の時間を「午前4時」という言葉で指していると思われる
「つまらない愛」の後のむなしい時間が「嫌い」?

②「オレ」…「午前4時」=「寅の刻」だから、という理由でこの時間が採用されているのなら同時に「午前4時」=「御堂虎於」という図式も成立させることが可能なのでは?と思った
ここで自己嫌悪を表現していたりする?

「紫色の記憶」
紫は赤と青が混ざった色
→情熱的なもの(仮)も悲しいもの(仮)も混ざり合った、ぐちゃぐちゃになった「記憶」ということ?

 

ヘドロのように Flowing 現実に戻されてく

ヘドロ…河、湖沼、海などの底に堆積している軟らかな泥
Flowing …[名]流れ、流れること [形]流れる、流れている、よどみない、流れるような

「紫色」という言葉をぐちゃぐちゃになったものとして解釈するとここの「ヘドロ」にも比較的うまくつながる気がする?

夜更かし常習犯の方なら共感していただけるんじゃないかと思うんですが、午前3時あたりからの時間の流れる速さ異常じゃないですか? 気を抜いたら体感10分で1時間くらい時が流れてるあの変な時間の感覚……

ここの「Flowing」という歌詞を読んで、泥沼(ヘドロ)のような嫌な記憶(紫色の記憶)のフラッシュバックにまみれたまま、現実味のない時間にただ流されていき(Flowing)、そして朝という「現実に戻されてく」ような感覚を想起しました

 

2番Cメロ

呼吸が荒ぶるたびに Shout

Shout …[動]叫ぶ、大声を出す [名]叫び、大声

おそらく1番の「素肌が触れるたびに Voice」と対応している

時間経過というか段階が進んだことを示している……?

 

快楽の中でよぎる想いは Maze HIRI-HIRIと

Maze …[名]迷路、(迷路のように)複雑で理解しにくいもの、当惑
「紫色の記憶」とか「ヘドロ」といったワードと相まって2番のドロドロ感がすごい

→自分でも自分が何を考えているのか、何を望んでいるのか分かってないということ?

 

求められてんのは本当のオレじゃない

イメージと偶像のクラスタ

イメージ image …[名]心に思い浮かべる像や情景、ある物事についていだく全体的な感じ、〔現実にはない〕心象、イメージ
偶像…[名]憧れや崇拝の対象となるもの
cluster …[名]塊

→他人から求められる自分というものは実在しないと言っている?
と同時に「イメージと偶像」が自分にある(他人から「イメージと偶像」を抱かれている)ということは自覚している
→「イメージと偶像」は「オレ」にふさわしくないほど立派なものだという意識がある?
→つまり自分が「イメージと偶像」を形成されるに十分なもの(属性とか所有物とか)を持っているという自覚がある? (何も持っていなければイメージも抱かれないし偶像にもなりえないので)
→その「イメージと偶像」を取り払ったあとに残る「本当のオレ」は空っぽな存在だと思っている?

論理としては飛躍してるかもだけどこういう印象を持った

 

2番サビ1

It's So Eazy! リセットボタン

押したら戻れるさ

It's So Eazy! 朝が来て

知らない二人になる

この日本語部分2節はおそらく同じこと(=「ひとときだけの幻想」だということ)を指している

「戻れるさ」という言い回しがちょっと気になる
自分に言い聞かせているような?
「リセットボタン」を「押したら戻れる」んだから、(いくらむなしくても)気にするな、とか、どうでもいいはずだろ?というようなニュアンス?

 

2番サビ2

Thirsty Love... That will hurt my mind

Thirsty …[形]〔人が〕喉が渇いた、飲み物を欲しがる、〔人が~を〕切望する、強く望む、非常に欲しがる、〔土地が〕乾いた、干上がった
Thirsty Love=乾いた愛(直訳)?
「乾いている」の反対は「満たされている」とすると、「満たされない愛」とも解釈できる?

That will hurt my mind=それは私の心を傷つける(直訳)
「それ」=おそらく「(Thirsty)Love」

うわべだけを求められ、愛されることで「オレ」は傷ついてきたんですかね……

ちなみにspotifyの歌詞だとこちらの英文
That's be her my mind(それが私の心の中の彼女だ)(直訳)
になっていて、ん?って感じでした(最初spotify見てた)That's me in her mindならまだしも……

 

突き放していたいのに

Thirsty Love... That will hurt my mind

執着を求めてる…

Thirsty Love

「突き放していたいのに」「執着を求めてる」……

うーん、難儀!

Don't Analyze Meの歌詞考察(?)で「欲しがりなとこもっと晒して」とか「探せよ 俺の影」で同じようなことを書いた記憶が蘇ります

つまりうわべだけで求められるのは傷つくけど、それでも求めてほしいと思ってしまっているということですよね

求められることがすなわち自分の価値を確かめることだった?

だからこそ、求められないと不安になる?
↑これが「Thirsty」(渇望)とつながってくる?

この人にとってここに描かれているような「愛」って自傷行為みたいなものなんじゃないかとなんとなく思いました

 

ラスサビ

繰り返す

ここの直前で水が滴るみたいなSEが入っている
泣いてる?

 

Dusty Love... I wanna kiss you

スリルはまるで媚薬

Dusty Love... I wanna kiss you

ひとときだけの幻想…

ここから声が後ろをうろうろしはじめる
聴いてる方もぐるぐるしてくる

 

Thirsty Love... That will hurt my mind

突き放していたいのに

Thirsty Love... That will hurt my mind

執着を求めてる…

 

アウトロと全体の感想

Dusty Love... Oh...

Thirsty Love... Oh...

What is love?

What is love?=愛とは何だ?(直訳)

冒頭にも書いた捨て台詞(決め台詞)ですね笑

ここまで「オレ」の考えているいろんな「愛」が出てきたのをざっくりまとめると
・Dusty Love(つまらない愛)
・Thirsty Love(乾いた/満たされない愛)
・ひとときだけの幻想
・執着
なかなかですね…… プラスの印象のものが何一つない

これは推測ですが、こんなにも「愛」というものをネガティブに捉えているのに、それでもまだ「愛」を諦めきれていないというか、真実の「愛」ってこういうものじゃないはずだって夢を見てるような、そんなところがあるのではないかな〜とこの歌詞を読んでいて思いました

この曲は全編通してほぼ「オレ」が「オマエ」に語りかける形式ではありますが、同時に自分にも言い聞かせているのかもしれないと感じました

 

最後に、冒頭でも書きましたが、思った以上に誕生日曲と重なる部分が多かったのがとても面白かったです 表現だけではなくて構成とか、比喩の使い方とか

ソロ曲と誕生日曲を並べてみると、(発表時期が4年も違い本編のストーリーが進んでいるということが大きいとは思うのですが)圧倒的に誕生日曲の方が明快でわかりやすく、ソロ曲は聴き手をはぐらかしたり翻弄しようとしたりするような言い回しが多くて読むのが大変だったなという印象です笑

今まだ3部の2章までしか読んでないので虎於さんと巳波さんがどういう関係性を構築しているのかとか何も知らないんですが、誕生日曲の方はなんとなく「この人はこういう人間なんですよ」とこちらがわかる言葉で紹介されているような、「だから愛してあげてくださいね」と言われているようなそんな気がしました(気がするだけかもしれない)

前回の記事また貼っておきます……

fleurs-wisteria.hatenablog.com

以上ものすごく長くなってしまいましたが最後まで読んでくださりありがとうございました〜〜!!!