開演前の空気が好き

舞台中心の感想置き場です。

ミュージカル刀剣乱舞〜花影ゆれる砥水〜刀ミュ新作感想・1部 (個人的考察含む)

うちわもブレる

 

2023年の6月は刀ミュ新作公演「花影ゆれる砥水」に狂っていたらおわりました(完)

 

公演概要

あらすじなどの解説は公式から出されていないため、割愛します。

DMM GAMES / ニトロプラスの刀剣育成シミュレーションゲーム刀剣乱舞ONLINE」を原作とした「ミュージカル『刀剣乱舞』シリーズ」(通称,刀ミュ)の10作目となる新作本公演。(4Gamer.netから引用)

musical-toukenranbu.jp

※↓ネタバレ・2部ネタバレ注意

www.youtube.com

 

今回、私が刀剣乱舞に沼ったきっかけでもありゲームを始めて以来ずっと最推しであるへし切長谷部がとうとう刀ミュに顕現する……ということで、
初日から現地観劇を終えるまでの2か月間ずっとツイ禁するほど(実際には情報解禁された時点からあまりTLは見れてなかった)戦々恐々としておりました。
(……本当はTDCで観たかったのですが立川しか当たりませんでした……)

 

観劇前日に同じく審神者のリア友と会って話す機会があり、そこでようやく翌日観るんだと実感を伴うレベルには怖すぎて意識の中から追いやっていました。

最推しが2.5化するのをリアルタイムで見るのって初めてだったのですが、どういう解釈をされるのか、どういう立ち位置で来るのか、本当に怖かった……笑

 

結果的には

という感じでしたので本当に生きてて良かったです。

 

ということで以下の感想も大変偏っていることを先に申し上げておきます。すみません。

 

また、観劇回ごとにとっていたメモから全体に関わるものを抜粋したものがこちらの記事です。全部まとめたら13,000字以上あって自分で引きました……笑

抜粋されなかった方の感想は別でまとめようと思います。
(↑アーカイブ配信が始まるまで何でもいいから花影の名残を感じたいという方向け)

 

※以下ネタバレを含みます。

 

 

 

 

1部

『よみびと絶えず』

・長谷部初登場シーンなのですが初見時突然涙がボロッボロ出てきて自分でも本当にびっくりした。
誤解を恐れずに思ったままを言葉にするとやっと会えた…という気持ちが押し寄せてきたというか……?

冒頭でもうっすら書いたとおり、未顕現の.5男士についてあれこれ考えることが個人的に苦手で(実際に見たとき「思ってたのと違った」となってしまうんじゃないかと思ってしまって)、冒頭でも述べた通りほとんど意識の外に追いやっていたはずなのだけど、心の底ではずっと待ってたんだなあと観て初めてわかった。
(正直ミュに長谷部来たら当然狂う気しかしてなかったのでむしろ来てほしくないと思っていた……笑)(時すでに遅し)

登場シーンで泣いたのは江水の兼さん極登場時以来二度目だけど、今回のは本当に冒頭でストーリーの起伏部分というわけではないし本当に自分の内部の反応(?)のみによって涙が溢れてきたのかなり興味深かった。自分で重っ‼︎って思いました笑
このあと何公演も観に行けたけれどこのシーンで泣いてる人全然いなかったし……笑

きっと一瞬だったと思うけど私には永遠に感じられました。

・↑の補足。初見時は本当に永遠のように感じたのだけど2回目観たらこんなに短かったのか!?と衝撃を受けた。笑
実際たぶん1分くらいだと思うけど、あのときは本当に少なくとも体感5分くらいはありました。

 

長谷部

ポケットモンスター 愛され長谷部/健やか長谷部(?)

・『誰が為の刀身』、キリッとしようとして喜びが隠しきれてない感じすごく長谷部だった……!

・「主?俺のことは…」「困った主だ」のくだりかわいすぎて気失うかと思いました。
本題ではちゃんと長谷部呼びしてくれるミュ審神者、相当長谷部可愛がってません?
あとその後の「なんなりと」の顔がめちゃくちゃ長谷部でびっくり……

・↑かと思えば、とーけんらんっで特に顕著だったけど遡行軍と戦ってるときめちゃ楽しそうに笑っててコレだよコレ…ってなった。
中盤以降は必死な感じもあるのでずっと笑っているわけではないけど、たまにニヤッと笑うところがすっっっごく別ベクトルでも長谷部……

・主の前ではもちろんだけど、仲間の前でも各メディアミックス長谷部比かなりにこにこしてる長谷部かわいい、本丸内で信頼関係がちゃんとあるんだなって思えて尊い。感謝。

・光徳さんの研ぎを見学するシーン、ぬーへし長谷部と完全に一致していて改めて欲しくなったので買いました。(実話)
今仕事用デスクの目の前でいつも見つめていてくれています。笑

・戦闘時ストラのひらみが本当に良い……2.5の醍醐味ですね。
体幹しっかりしてないと振り回されるだろうに、びくともしないとこ素晴らしい。ターン綺麗すぎる。
立ち回りも他の刀に比べてターン多めになっているような気がする。
歩くの早すぎるのかストラのせいか、風切る音がマイクに入っている。笑

・長谷部って呼ばれたい長谷部かわいい
◎長谷部
へし切長谷部
×へし切
な優先度(なお審神者にはへし切と口にして欲しくすらない)らしい。
一方名乗りを上げるときは「へし切長谷部」とフルネームなのが、信長の刀としての誇りを強く持っているからこそ「捨てられた」という思いから抜け出せない彼の複雑さをよく表しているなあと思う。

・日に日にかっこよくなっていっていた「立ち止まるな!!」
ここのシーンが雨なの、上善は水の如しだから水とかけているとは思うんだけど、このままでは一期を失うかもしれない、主命を守れないかもしれないという不安と自責の念に駆られている長谷部の心象風景のような気もする。

 

大般若

・「揉んでやろう」の再現度が日に日に増していてすごかった。笑

・大般若さんの殺陣すごいな〜ってずっと思ってたけど改めて。
なんというか……殺陣自体の上手い下手ではなく、雰囲気がもうすでに上手いというか上手(うわて)というか……
相当落ち着かせないとこの雰囲気出せないと思うので、役者さん若いしそこまで舞台経験ないみたいなのに逸材だなあと思いました。

・カゲと初めて対面するシーン、カゲがどういう存在なのかという興味が先行して一期のことを守る意識があまりない大般若さんがらしくて良い。

・長船の兄ちゃんたちの手合わせBGM、太鼓なの良いですね……

 

小竜

・大般若との手合わせシーン、小竜の「まだまだァ!!」良かった、初めて聞く声だった。

・とーけんらんっの「キュートだろう」のとこの振り、小竜くんのもバックで踊ってる他の男士のもすごく好き。
ちょっとずれるけど「燃え尽きるとも」のとこの手で掴んだ何かをはらはらと落とす振り(ユニゾン)も好き。
「出陣せよ!」の後曲出だしでダウンするのも好き。今までなかった気がする。

・「気をつけなよ」のとこ瞳孔ガン開きに見えるほどの表情なのこわい……言い方も毎回全然違う。

 

長義

・鬼丸にちゃんと謝れる長義、素直でいい子だなあ。
「化け物には違いないな」のとこの声、ちょっと情けない感じでかわいい。笑
おそらくつい先日顕現したばかりで出陣するまで比較的新参の長義と交流がほとんどなさそうだった鬼丸、ここで打ち解けた瞬間が描かれてるの良いですね。

・殺陣について、長義の回し蹴り最高……足癖悪い長義…
ちなみにまんば先輩は手癖悪そうなイメージ(※イメージ)

・「誰がいなくなろうと顕現された者だけで歴史を守る」という台詞、自分が選ばれてる側なことに無自覚なのか、そこすら全て達観しての台詞なのかわからないけどキャラクター的には前者かなと思いました。

・小竜くん「君もそのひとひら」。長義に必要な言葉だなあ。

 

一期

・一期の殺陣、ゴリっとしてて良い……そう私のイメージしてた一期一振の殺陣こんな感じ……

・黒一期美しすぎて、好きだなと思ってしまう自分がいた。

・カゲくんの「なぜお前なのだ」のところで刀を後ろ手に回す一期がほんとに好き。優しさ……

・「きっと可愛い赤子なのでしょうけど」という台詞好き。モノらしい残酷さが滲んでるなと思う。

・「擦り上げてでも佩刀したいと言っていただけたこと、刀として最高の誇りです」(うろ覚え)という台詞、"刀"という感じですごく好き。
光徳が「おかたなさまを思って」必死に抵抗していたことも結局は光徳という人間のエゴでしかなかったということが残酷にも示されてしまうシーン。

 

鬼丸

・鬼丸さんには一期の気配が分かるんだなあ……混乱させないために途中気配を感じてもあえて仲間に言わなかったのかなと思った。
からのクライマックスのシーンで鬼丸が一期の気配のことを長谷部にだけ言うの良いな……たぶん全員に言うよりこうしたほうがいいと判断したからだと思うし、仲間のことを信頼してるんだなと伝わってくる。

・「内輪揉めは後にしろ!」という鬼丸さんの台詞、なんで内輪……?とちょっと思ったけど、カゲが一期の影打ちつまり兄弟であるなら鬼丸さんにとってもカゲは身内なわけで、(一期以外で)このシーンで「内輪揉めはやめろ」という声を上げられるのは鬼丸さんだけなんだなあという考えにいたりました。
(まあ単純に長義・長谷部が小竜・大般若に止められているところを指して言っただけかもしれないけど)

・光徳詰めてるところで太刀(自分)見てる鬼丸さん良い。

 

カゲ

・カゲくんの「私の名を呼んでくれるなァ!?」の台詞好き。
俺って言いそうな身体と声なのに『一期一振』だから『私』なのかな。後述するけどこの時点では影打ちの付喪神なはずなので必ずしも一人称が共通しているとは限らないけど、遡行軍から『物語』を与えられたときに一緒に一人称についても習得したのかなと思いました。

・登場当初のカゲが同じことをずっと繰り返して言っているのは、物語がないから名前とその由来だけを繰り返してるんだろうなと思うと切ない。

・ちなみに花影オタクならもうご存知とは思うけど、実際に一期一振の影打ちと言われている刀(吉光一振ノ影)は存在してて骨喰と同じ明暦の大火で焼けてるという記録があるのを知ってほんとにびっくりしましたわ。

 

光徳さん

・光徳さんの手入れシーン、シンデレラの掃除シーンのオマージュだと思ったのは私だけでしょうか?笑

・光徳さん「こうしちゃあおれん!!」ドラム「ドコドコドコドコ」のとこ、毎回ちょっと笑っちゃう。笑

 

今回の編成について

・名前を大事にする刀である長谷部と長義、名前よりも内容重視な大般若と小竜、目的第一な鬼丸と今回のすごくバランスがいいと思う。(今回渦中の一期を除く)

・この部隊、誰かが話しているときは基本的に全員ちゃんとその刀の方を向いて話聞いてるのすごく良い。コミュニケーションが健全に機能している。

聚楽第に長義鬼丸一期、市中に大般若小竜長谷部という組分け。
これが割と明確にその後に繋がっていったわけで、初見時は長谷部!ちゃんと一期について見ててあげないと!って思ったけど、今思えばどのルートを通ってもカゲとは遭遇してたと思う。
長谷部としては最大限一期が行動しやすいようにというか、自由刃な上いろいろ詮索してくる長船の兄ちゃんたちを自分が引き受けたんだろうなと思うと主命とはいえ長谷部の優しさを感じてなんかいいな……と思った。

・あともし国綱-国光-国重説を取るなら鬼丸一期に加えて長谷部も身内だし、長船はご存じのとおり大般若小竜長義が身内だし、ということで超絶親戚同士部隊ということになるなと思った。笑
粟田口+長谷部が仲良いというか勝手知ったる感じなのもこう考えるとより納得できるかもしれない。

 

 

※ここから先はストーリーについて納得するために個人的にうにゃうにゃ考えただけの妄言なので読まなくても大丈夫です。

なぜ長谷部が隊長だったかの個人的考察

・おそらく「刀剣男士の一期一振」という存在を守るために一番適任だったからではないかなと思う。

というのも、ミュ審神者はあの世界線の光徳に何らかの力が付与されていることを先に察知していて、影打ちの一期一振が現れるであろうことを読んでいたのではないかと思う。メタ的に考えたら終わりだけどそう考えないと他の粟田口(吉光)ではなく鬼丸さんが編成されている理由が半分くらいはわからなくなる、ような気がする。

なぜ一期であると予測がついたかというと、擦り上げられた上に燃えているという経歴上秀吉の佩刀という逸話には困らないにしても「刀剣男士」の中にある物語が希薄であるため、狙われたと考えられる。
カゲに取って代わられないためには『真』の一期一振がカゲの存在を圧倒することが必要で、
ただ前述したように確固たる自己を持っていない一期を何のフォローもなしに送るのは心許ないし、おそらく失敗するが、一期一振を送り込まなければカゲの存在を圧倒できない。となったとき、
おそらくだが刀ミュ本丸で一期一振という存在を肯定するにもっとも向いている(かつ、他のメンバーをまとめられる)と判断された長谷部が隊長だったのではないかなと個人的には思っています。

長谷部が今回の隊長に適していたポイント:
①名前というものにこだわりがある
②見知ったもの・ひとに執着する性質がある
③本阿弥光徳とのつながりがある(光徳に極められ、金象嵌を入れられている)
一期一振が記憶を持っていないことを知っている(※これは刀ミュ本丸にての話)
などが挙げられそう。

①名前を大事にする②見知っているものに執着するという性質がよく出ていたシーンとしては
a.カゲを前にして動揺する一期に「そんな戯言に耳を貸すな!一期一振はお前だ!」「考えすぎるな」と即座に言ったシーン
b. 「カゲのほうが……」と言いかけた小竜に「それ以上言うな!」と言うシーン
が印象に残っている。

③一期の記憶がないことを知っていることがわかるシーン
一期一振を頼みます。支えになってあげてください」のところ、長谷部の反応が「ん?(どういうことだ?)」という感じではなくて「ふむ…」という感じだったところから、審神者に言われる前から長谷部は一期の危うさみたいなところに気付いていたのだろうなと思った。一期の記憶のことを知るようになった経緯とかも知りたいな〜……

なお、なぜ他の粟田口(吉光)ではなく鬼丸が編成されたのか考えてみると、
①粟田口内で唯一一期が『兄』として接することがない刀であること
②同時代同地にあった刀として歴史考証係
(③この世界線での本阿弥光徳との関係)などだろうか。
③は光徳が『おかたなさま』と言葉を交わしたのが鬼丸国綱救出時というところまで把握していないと成立しないが、結果的にこのつながりによるものが事態収束の1/3くらいは占めているように思うのであながち的外れでもない気もする。

一方前述のように一期が狙われていることが最初から分かっていたと仮定するなら、複数回にわたって一期を追い詰めていた(?)長船兄ズをなぜ編成に入れたのか?という疑問が出てくる。自己とは何なのかについて考えるきっかけを作らせるにしても、それによって自己が揺らぎカゲに付け入らせる隙を作ることになったのは明らか。
これをより納得できるように考えるとすると、これはすべて一期一振を強化するための出陣だった、と言うこともできるかもしれない。(※かなり邪推)
審神者は一期がカゲに成り代わられるお膳立てをした上でそれを一期自身(と主に長谷部)によって解決させ、一期一振という刀剣男士の確固たる自己を形成させようとしたとも考えることができる(※※かなり邪推)。
そもそもあの世界線の光徳に力を付与し、カゲが発生するきっかけを与えたのもめちゃめちゃ邪推すればだけどミュ審神者(?)の差金だという可能性も否定できないと思う。なぜかというと、ミュ審神者の声と冒頭の「おかたなさまの声」が非常に似ていた、(というかどっちも茅野さんの声だった)から……
(ミュ審神者に対して悪意を持って解釈すれば、という意味の『邪推』だけどこんなに長谷部が懐いてるミュ審神者をこんなふうに見たくないよ……という長谷部推しのジレンマ)(ただ江水見てるとやりかねないなあとは思う)

・「カゲを斬れば一期一振が戻るという保証はない」という台詞、長谷部なりにいろんな可能性を検討してそれでも打つ手が現状ないという結論に至ってこその静観だったのだと痛いほど伝わってきてすごく好きな台詞。
声に感情が出そうになっているのを抑えているところも良い。

 

今回の編成と歴史上人物の役割・カゲの立ち位置から見るレキシューの目的(個人的考察)

・今回、打刀と太刀のみの編成ということで短刀脇差なしは心覚以来二度目。
しかも打刀2:太刀4で打刀の方が少数なのは初。個人的には打刀大好きマンなので嬉しかった!
し、これまで何回かあった「無知」ポジをみんなでフォローするという形式からの脱却もすごくいいなと思った。

ただその分、無知から生まれる感情の揺れ動きが使えないため、今回はその役割を光徳とカゲに分担させたという構図なんじゃないかなと思う。
(というか、家族・兄弟という関係性にラストを落とし込んだことが今回のストーリー作りとしては大きい気もする)

歴史の行く末について無知であるのはカゲと光徳どちらも共通。

光徳はトリックスター特化型のキャラクター。
行動原理(自身の思う「おかたなさま」ファースト)についてはよく説明されていて、納得できる。
だからこそ、一期一振とカゲが光徳の一存で入れ替わってしまうという部分についても、こういうこともあるかもしれないと思わせる説得力がある。
光徳がラストシーンで語る、「心で見るのではなく目だけで見なければならない」というオチも(特に文系研究してた人間としては)染みるものがあった。
これまでの刀ミュでは歴史に翻弄されるor歴史修正主義者の術中にはまり操られるもしくはその影響を受けるという役割がほとんどだった歴史上人物枠としては異色だと思う。

カゲは捉え方が人によってかなり違いそうだしそもそも曖昧な存在なので解釈が難しく人によるであろうことを先に申し上げておきます。
まず前提として、カゲは本来「刀剣男士の一期一振の影」ではなく、「この世界線のこの時点の一期一振の影打ちに宿った付喪神」だろうと思う。これは大般若の探りシーンで未来を知らないことからも明確で、この世界線での現時点の意識・記憶しかなく、その後の歴史については知らないということなのだろうと考えることができる。
カゲは時間遡行軍によって力を与えられ、刀剣男士・一期一振に成り代わらせられているであろうものの、行動を具体的にコントロールされている様子はない。あくまで自発的に行動していると考えられる。
つまりカゲ自身にとって仕える主は元の主以外になく、課せられた使命もなく、"自分"の"意思"で動いている状態とする。
したがって刀の本能とは「主を守る」ということだと、レキシューは捉えているということになる。つまり時の政府や審神者からの教育がない刀(今回のカゲ)をうまく刀剣男士とすり替えて送り込めば、自分の主を守るために自発的に人智を超えた力を使って成し遂げてしまう可能性が高い。そしてそれが成功すれば成功するほど、歴史の流れは変わっていく。

と考えると、結局レキシューは何のために歴史修正しているのか?という問いに行き着く。
なんらかのエンドを目指しているわけではない?
刀によって守ろうとする対象(主)はばらばらだから、同じような存在を送り込めば送り込むほどそれぞれの主を守るため正史からはずれていくはず。
今回のようないわば未調教の存在を送り込んでいる時点で、特定のルートを目指しているわけではないということが窺えるように思う。
とりあえず「正史」の状況がぐちゃぐちゃになればいいだけなのだろうか?

わからん……。

歴史修正主義者!ってなんかかっこいい呼び名だから何らかの一つの目的に向かって行動しているのかなととうらぶ始めた頃からずっと思っていたけど、結構個人プレイなんだなと思いました。これが刀ミュの世界線だからなのか、それとも刀剣乱舞全体で共通しているものなのかはわからないけど。本丸はそれぞれだけど世界観は共通しているような感じがしているので後者な気もする。
(→この後に観たとうらぶ歌舞伎のほうで核心に迫る台詞があったのでそれはまたとうかぶ感想の方で書きます。ざっくりいうと方向性間違ってはなさそう)

・ちょっとずれるけど、うりふたつリプライズのところで江水のええじゃないかを思い出す……(軽くトラウマ)
まあこのまま行くとこうなるかもよっていう示唆のシーンなので似せてるんだと思うけど、よくまあこんなに良い感じに似たシーン作ったなあって(しかもストーリーラインとも深く関連している)唸りました。

 

 

以上です。

1部だけで信じられないほど長くなったので2部は次回に分けます……笑

 

追記:分けました

fleurs-wisteria.hatenablog.com

fleurs-wisteria.hatenablog.com

 

最後まで読んでくださってありがとうございました!